をとんと

自転車に跨ってどこまでも。非日常の記録。

1日目 〜富士山近辺

 

こんばんは。横瀬です。

1日目の終わりに、とある湖のほとりの民宿でブログ書いてます。

 

朝から心配そうな家族をよそに、期待に満ち満ちた余裕の表情で出発しました。

いまならわかる。家族の心配は当たる。

たった1日にして足がパンパンである。

 

それもそのはず、今日は峠を越えに越えた。

いくつ坂を登ったか、数えきれない…。

総走行距離、101km。獲得標高(坂を登った合計、1477m。(NAVITIME自転車より)

いやいや…1477m?!普段通る道なんて10m行かないわよ…。きついに決まっとるが!自転車も!わたしも!(キレ気味)

 

峠を越える最中、ロードバイクに乗った先輩方がスイスイ追い抜いて行くなか、ゼエハア言ってるわけですよ、若いのに。

やっぱ凄いんだなぁ。憧れちゃう。いつか並んで走ってやるからな!

 

富士山まで行って101kmって少なくない?とか思ってる人いたら、実は正解。

101kmが走る限界でした、私も自転車も。

河口湖から新たな湖に向かう途中、自転車の不調、自らの体力の限界を感じた私は、ある決断をしました。

 

「そうだ、自転車 たたもう。」

畳みましたよ、ええ。もうひと思いに。

畳んでから気づいた!ここらはバスもタクシーも電車も通ってネェ!どうする!?

 

あるプラカードを車道に向け掲げた

" HELP 目的地まで "

初日から自転車を畳んでヒッチハイクなんて、いったい誰が予想した?少なくとも私は思っていなかった。

 

ヒッチハイク、現実はそう甘くない。

時間は刻一刻と過ぎていく。体も冷えてきた。

諦めて他の手段に頼ろうとしたその時奇跡が起きた。

You!ノっちゃいなよ!

ジャニーさんではない。コミィさん(仮名)だった。

まさか、身長187cm、茶髪の用心棒みたいな私を乗せてくれる優しい人間がいるなんて……

横瀬はコミィさんと同行者さんのおかげで笑顔を取り戻したのです。

 

年齢が近かったことも幸いしたのか、彼らは本当に親切を極めていた。

お風呂に入っていないという私を温泉にまず連れていき、名産品を食べてないと言えばほうとうを食べに連れ出してくれた。

なんたる僥倖…!!

いや、冗談抜きで命を救われた思いだった、本当にありがとう。いつかきちんとお礼をしなくちゃ。

 

最後にはきちんと目的地に送り届けてくれて、宿の手続きも見て待ってくれて、感謝してもしきれないなぁ。

身体はこんなにヘトヘトなのに、心はこんなにも元気になって、人間っていいなぁと思うのです。

 

書きながらウトウトしそうで頭がぼーっとしてる、今日は少し疲れたのかも。

読んでくれてどうもありがとう。もうすぐ終わるね。

 

あしたは静岡東部の親戚の家に顔出せるくらいまでいけるといいなぁ。晴れるといいなぁ。

 

と、最後に今日の1枚載せときますね。

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富士とKevinといろはすと。みんなちがってみんないい。

拙い文章ですが、ありがとう。おやすみなさい。